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2018.11.29
永遠の別れ、ではないから
昨日の夕刻
4時頃
まだ誰も帰らぬ自宅で
大きな音が鳴りました
子どもが帰ってきたのかな?と
耳を澄ましてみたけれど
誰もいないのです
その時は「何の音だろ?」と
多少の疑問が湧いたけれど
心は仕事の準備に移り
さきほどの音のことは
すっかり
かき消されてしまいました
昨日の夕刻
5時半頃
大切な友人が
空へと旅立ちました
山口に住んでいた時の
みんなのおじいちゃんだった人
山口から八戸に越してから13年
この間もずーっと
山口の皆のおじいちゃんだった人
子育てサロン『てとてと』という施設で
有償ボランティアとして働いていたとき
施設の裏に畑を作ったり
訪れる子どもたち
ママたちの話し相手や
遊び相手になってくれたり
うちの次女が生まれて数ヶ月
サロンに復帰した時から
ずーーっと
いつも次女を抱っこしてくれ
ハイハイし出してからも
いつも一緒に遊んでくれたおじいちゃんでした
「この子のハイハイは
面白いのぉ~」と言いながら
笑って
小さな目がなくなっていました
周りの子どもたちを
あたたかな嬉しそうな微笑みで
守ってくれていました
私の躾がなっていなくって
私を叱ってくれたっけな
あのときの顔が
恐かったけど
愛情がいっぱいだったこと
覚えています
自宅の畑で育てた野菜を持ってきてくれたり
畑で採れた野菜で作った料理を
昼食時に持ってきてくれたりして
本当に
みんなのおじいちゃんでした
見返りを求めない愛でした
「自分が好きでやっとるんじゃけぇ」
って言いながら
押し付けがましくなく
自然体でした
あんな凄い人間と
私は彼以外
後にも先にも
お会いしたことはありません
いつも移動は自転車
春も
夏も
秋も
冬だって
自転車に乗って
顔を見せてくれました
そのおじいちゃんが
命の卒業を迎えたのです
会いに行くね❗と約束をしながら
何年も何年も経っていました
何年も経ちすぎて
おじいちゃんの命は永遠だとすら
思っていたかもしれません
いよいよ
来年の2月
会いに行こうと決めたのは
9月のことでした
間に合わなかった
間に合わなかった
間に合わなかった
後悔のない別れって
ないものかもしれないね
悔いても
悔いても
考えても
考えても
その時その時の決断は
100%でした
次女の顔を見せたかった
次女の手と握手させたかった
次女の昔の話を
次女にも聴かせたかった
いくら思っても
いくら後悔しても
過去の決断は100%だったのが
どうにも悔しくて
涙が出るよ。。。
おじいちゃん
天国でもまた
たくさんの人たちの力になるよね
たくさんの人たちのもとへ
自転車で向かい
曇りなき愛を注ぐんだろうな
私たちのことを
大切に思ってくれて
ありがとう
私たちのことを
ずーーっと覚えててくれて
ありがとう
故郷の遠い私たちにとって
第2のおじいちゃんだったよ
本当に本当に
感謝しかないです
ありがとう
そして
天国でも元気でね❗
また、必ず会いましょう❗