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この記事は、今年4月の心地よい日に

突然指が勝手に動いて

書き記したものです

いつ発表するか分からぬまま

放っておいたのですが

今、公開します

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ガイアは

海と大地とおしゃべりをしていたのです

何気なく話しかけた言葉

「あなたたちは、なぜ地球に生まれてきたのか？」から始まった

地球ができるまでのお話です

目には見えないけれど

確実に存在しているエネルギー

海と大地の

あどけないやりとりを見つめながら

ガイアは瞳を遠くにやりながらつぶやきました

「繋がっているのが

美しく思いやりある関わりならばよいのじゃが

薄暗く恨み・ねたみを分け合う関わり方もあるのじゃよ」

クスクスと笑い合っていた

海と大地が

はっとして、ガイアを見つめます

「エネルギーは自由自在に行き来できるんじゃ

そして

同調するもの同士が

くっつきあったり

響きあったりしながら

わしらは成長していくんじゃ

それは　まるで

あの　何もなかった空間に

ふと現れた　うねりと同じようにな

うねりは　始めは個々に動けばよかったが

そのうちに　何かの拍子に触れ合い

触れ合ったもの同士のうねり方に変化が出て

やがて大きな嵐のような状態になった

と話したじゃろう

あのうねりと同じように

エネルギー同士も変化していくんじゃよ

美しく思いやりのあるエネルギー同志が

大きく化学反応を起こしているところでは

関わったエネルギー同士や

それに反応するものたちに

美しい華を咲かせ

互いの成長を喜び合えるのだ

このエネルギーはとても軽やかだ

羽が生えているかのようにな

しかし

薄暗く恨み・ねたみを分け合うエネルギー同士が

大きく化学反応を起こせば

関わったエネルギー同士や

そこに反応するものたちに

いっそうの澱みを与え

互いの足を引っ張り合うようになるのだ

そこから

そう

底から

抜け出せぬほどの

重たいエネルギーを放つのだ

どのエネルギーを持つのかは

自身がどのようにいたいかで変わるんじゃ

エネルギーの持ち方

心のあり方の話じゃな」

「エネルギーの持ち方」

「心のあり方」

海と大地は

ふーっと最近の自分たちのことを考えました

「ぼくに地震が起こるとき

それはね

ガイアが話してくれたことと似ていてね

最初は小さなひずみが起きるんだ

小さなひずみは、隣に小さなひずみを作り

影響しあってく

そしてね

そうだなぁ

いっぱい仕事して疲れ果てたときに

さらに仕事を頼まれて

もうむりだーーーーってなったときの

がおー＾－－－って吠える声みたいに

大地の下で

大きなひずみが生まれる

それが地震なんだ

でもね

この地震はね　地球にとっては

とっても大事なことなんだよ

だってね

地震がなかったらさ

大地はとっくに裂けてしまって

海が中に入り込んで

地球の真ん中が保てなくなるからさ

とっても大事なエネルギーの発散なんだよ

地震をなくすことはできないのさ

それにね

誰かのたたりだとか

感謝が足りないからだとかじゃないのさ

そんなことではなくってね

もっともっと自然のことなんだよ

わかってほしいんだな

それを

地震は　あるものなんだ

地震は　なくちゃバランスがとれないんだ

それだけなんだよ

ぼくの心のあり方はね

地震を否定しないで

友達になってほしいんだ

たくさんの人が犠牲になってしまって

たくさんの人が泣いているのは知っている

でもね

地震のせいにしないでほしいんだよ

ごめんね

これは

大きな星であるこの地球を守るためなんだよ」

大地は、言いながら

涙が溢れてきました

「大地のせいじゃないよ

大地のせいじゃない

わたしも、嵐になれば

波が人や町をさらっていくわ

地震が起きれば

その反応で津波も起こってしまうわ

でも、やっぱりそれも

わたしのせいじゃないのよ

エネルギーが化学反応を起こってできる

自然のこと

わたしだって、悲しいわ

ほんとは、海で遊んで笑顔になる人ばかりだといいし

魚をとって、おいしいね、ありがたいねって

元気でいてほしいもの

でもね

最近の私たちは、やっぱりどこかおかしいって思うの

今までの成り立ちではないエネルギーを感じるのよ

自然

ではなく

不自然という名前のエネルギー」

ガイアは　二人が話し終えるのを

じっっと聴きながら、

体を揺らしました

「不自然というエネルギー・・・」

つづく

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