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2025.02.14
旧暦17日【龍樹菩薩】月めぐる仏様の辞(ことば)
本日、2025年2月14日は
旧暦だと1月17日です
本日のご縁日は
「龍樹菩薩」(りゅうじゅぼさつ)様です
*縁日とは「有縁(ゆうえん)」の日とか、「結縁(けちえん)」の日と呼び、仏様との関係やご利益が強く結ばれる日です
梵名を「ナーガールジュナ」と呼び、お釈迦様に次いで2番目に偉大な方だと、あらゆる宗派から尊敬されるインドの高僧の菩薩様です
月めぐる仏様の辞(ことば)
~龍樹菩薩さま~
2025年2月14日(旧暦1月17日)
「すべてはまぁるく納まります
時に厳しくそして優しくある
そなたでいることで納まっているのです
悩みあるのは
人の常です
悩んでこそ正解です
悩みは苦しみを生みますから
その苦しみに囚われると
治る風邪も長引くものです
要は
悩みの中に苦しみを生み出すことが
苦しみの根源です
人生は穏やかな波のとき
荒波のとき
双方あってこそ豊かであります
悩みは自然発生します
人生という大きな地図の上では
その悩みごと含めて
実のところ納まっている=自然のことなのだと思えば
苦しみは幾分か
軽くなりましょう
一方向だけ、この地点だけを見るのではなく
全体を見るようにすると
今の悩みがどれだけ自分を成長させてくれるためのものかが分かります」
大きな捉え方で
物事を見ましょうね、と言っているのですね
ありがたい辞(ことば)でした
ところで
龍樹菩薩さまですが
え?生きていたお坊さんのことを菩薩と言うの?
と、思う方もいらっしゃると思います
そうなんです
お釈迦様も、もともとは生きていて悟りを開かれ、仏教を開かれたお方です
そして、お釈迦様の場合は菩薩ではなく、如来になられました
仏教の中に登場する、「如来」「菩薩」「明王」「天部」などの名前は、階級を指しているのです
「如来」は、一番階層が上で、その下が「菩薩」で、次が「明王」、「天部」という形です
「菩薩」とは、「菩提薩埵(ぼだいさった)」のことを言い、意味は「本当の幸せを求める者」という意味なのです
「龍樹菩薩」様は、本当の幸せを求めて仏の教えを学び実践され、全52段の悟りの内、41段の悟りを開いたすごい方なのだそうです
ちなみに、お釈迦様が52段すべてをお悟りになり、次いで龍樹菩薩様、その次が無著菩薩(むじゃくぼさつ)という方らしく、今日までここまで悟りを開かれたのは、龍樹と無著様だけだそうですよ。悟りの道は険しいね!
ありがたし
ありがたし